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チャーリーとチョコレート工場|両親と言えない訳は?原作にはない父との確執

ティムバートン監督による大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』でウィリーウォンカのある場面が気になりませんでしたか?

その場面とは、ウィリーウォンカが「両親」という言葉を言えずに戸惑うシーン。

今回は、映画『チャーリーとチョコレート工場』でウィリーウォンカが両親と言えなかった場面について考察してみました。

映画『チャーリーとチョコレート工場』両親と言えない訳は?

ウィリーウォンカが工場内を見学者一行との会話やチャーリーの家に訪問した時など、時々「両親」という言葉が言えない場面が出てきてきました。

なぜウィリーウォンカは、「両親」と言う言葉につまるのか?

歯科医そして歯科矯正医でもある父・ウィルバーウォンカとの親子の確執やわだかまり、トラウマによるものではないでしょうか。

若かりしウィリーウォンカは、厳格な父に反抗しショコラティエとなるために家を出て以来疎遠となり今に至ります。

「戻ってきた時、お前の帰る家は無い」

そう言われて家を出てきた以上、会うこともできない。

また、「お菓子は虫歯の素、チョコレートなんて時間の無駄」

幼少期に父親からそう言われ続けたウィリーウォンカ。

たった一軒のお店から史上最大のチョコレート工場をつくり、チョコレートで成功を収めたウィリーウォンカには父への複雑な想いがあるようですね。

歯に対して害のあるものは異常なほどまでに排他的な歯科医の父。

チャーリーからの「はじめてのチョコを覚えてる?」と問いかけられ過去の思い出がフラッシュバックしたシーンは印象的でした。

ハロウィンで貰ったお菓子を暖炉に投げ込む、特注の歯科矯正のヘッドギアを装着させられたことなど、父親の昔の行為は、今なおウィリーウォンカの心の傷として深く残っているようでしたね。

父と子のストーリーは原作にはない?

ちなみに、原作の作家ロアルドダールによる『チョコレート工場の秘密』には、ウィリーウォンカの父親は登場しないため、映画のみのオリジナルのストーリーだそうです。

ティム・バートン監督のアイデアで父親を登場させることでウィリーウォンカの特異な性格をより表現し説明できるのでは、と映画だけのオリジナルストーリーが追加されたそうです。

終盤には、チャーリーのおかげで久々再会した親子。

父・ウォンカ博士の息子への変わらぬ愛情が感じられましたね。

幼少期は厳しくも歪んだ愛情でしたが、根底にあるのは子供への愛でした。

・息子の新聞記事の切り抜きを入れた額縁を診察室で壁いっぱいに飾る

・歯を診察しただけで息子の歯だとわかる

原作のテーマも、「家族の愛は何事にもかえがたいもの、どんなに大きな成功を手にしようとも、いつかは家族が恋しくなる」とのこと。

当初は、チャーリーがチョコレート工場の後任(相続人)になるためには「家族なんかがぶらさがっていては工場は営めない」とチャーリーに家族との別れを強いる場面もありましたね。

最後には家族の大切さがわかるウィリーウォンカですが、これまで父との確執により家族は自分の夢を壊すだけの存在であると思いこんでいたようでした。

チャーリーの家族への揺るぎない愛情ややさしさがウィリーウォンカにの心にも響いたようですね☆

↓この終盤のシーンで何も語らずとも親子の愛情がひしひしと伝わってきます♡

↓ティム・バートン監督も映画と同じく疎遠になった母親を訪ねた際、彼の映画のポスターが壁一面にはられていたとのこと。

そこから「家族」というテーマにフォーカスし、『チャーリーとチョコレート工場』でもウォンカ博士にも同じシーンを取り入れたようですね。

↓この夕食のシーンに父・ウォンカ博士も同席するというアイデアがあったそうですが、ティム・バートン監督はそんな安易なことではないとのことで賛成しなかったそうですね。

\未公開シーンも☆/

まとめ

今回は、ティムバートン監督による大ヒット映画『チャーリーとチョコレート工場』でウィリーウォンカが両親と言えなかった場面について考察してみました。

ウィリー・ウォンカが「両親」といえなかったのは父との確執があったからのようですね。

原作には登場しない父・ウォンカ博士。

ウィリー・ウォンカ他チャーリー含め5人それぞれの親子関係も見どころでした。

さまざまな愛の形がありましたが根底には子供への愛でしたね。

楽しくユーモアがある映画ですが、その一方で家族とは親子とは、、と考えさせられるストーリーでした☆