『もののけ姫』に登場する犬神・モロの君が気になりませんか?
モロの君は、犬神としての威厳やサンの母としての優しさ、美輪明宏が声優をされていることもあってとても深みのある存在に感じられます。
そんなモロの君についての気になる点は、
犬なのに尻尾が2つあるのはなぜ?
モロの君と乙事主との関係は?
今回は、『もののけ姫』に登場する犬神・モロの君の気になる2つの疑問を調査しました。
モロの君のしっぽが2つあるのはなぜ?
山犬モロの君のしっぽがなぜ2つなのか考察してみました。
古代より伝えられている犬神とネコが年老いて化ける猫又の容姿は、いずれも尻尾が2つに分かれているそうです。
300歳と年を重ねたモロの君は、犬神や猫又のように尻尾が2つに分かれた容姿へと変わっていったのではないでしょうか。
年を重ね強さや権力、人間の言葉も話す高い知力を兼ね揃えた威厳ある存在として描かれているように感じます。
まだ若いモロの君の子供山犬2匹の尻尾がひとつしかないのもそういう理由からなんでしょうね。
子供の山犬も年を重ねモロの君同様の存在になれば尻尾が2つになっていくのではないでしょか。
モロの君は強いだけではなく母として人間であるサンを育てる優しい一面もありますね。
サンのことを客観的かつ冷静に見つつ、愛情に溢れたモロの君のセリフが印象的でした。
『人間にもなれず、 山犬にもなりきれぬ 哀れで醜い、かわいい、 我が娘だ。』
モロの君と乙事主の関係とは?
『もののけ姫』の作中では特に描写はないですが、実はモロの君と乙事主は昔いい仲だったそうです。
つまり「恋愛関係」にあったと宮崎監督は説明されています。
モロの君と乙事主は恋愛関係にあったけれども、100年前に分かれているという設定。
100年前だと現在300歳のモロの君が200歳、500歳の乙事主が400歳の時ですね^^。
となると乙事主は、モロの君の子供・山犬2匹のお父さんではと想像したくなりますが、おそらく乙事主ではないような気がします。
もし乙事主がお父さんであれば、作中で何か匂わすような描写があってもいいのかなと思いました。
ちなみになぜ宮崎監督は、モロの君と乙事主が恋愛関係にあったと説明されたかというと、モロの君が「女」であることを強調したかったようです。
その説明によりモロの君の声優・美輪明宏さんがモロの君を「女」として演じられ宮崎駿監督も納得のいく結果になったそうですね。
確かにその説明がないとモロの君を「女」としては捉えないですね、、
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まとめ
今回は、『もののけ姫』に登場する犬神・モロの君の気になる2つの疑問を調査しました。
犬なのに尻尾が2つあるのは、古代から伝わる犬神や猫又の尻尾が2つに分かれていることからモロの君も年を重ねていくうちにそのような姿となったのではないでしょうか。
また、100年前にモロの君と乙事主は恋愛関係にあったという驚愕の設定。
その理由はmモロの君を「女」として意識してほしかったという宮崎駿監督の思いから。
母として犬神として偉大なる存在のモロの君のセリフは重く心に響くものがありますね。