ジブリ映画『風立ちぬ』の主人公・堀越二郎が冷たいしクズではという意見があるようです。
常に頭の中は飛行機のことでいっぱい、そんな彼の性格とは?
今回は、主人公・堀越二郎のどんなところが冷たいのか、本当にクズな性格なのか調べてみました。
主人公・堀越二郎は冷たいしクズ?
風立ちぬの主人公・堀越二郎が冷たいしクズと言われているようですね。
どんな点で冷たい、クズと言われているのか調べてみました。
冷たい・クズと言われる場面は?
・菜穂子をほったらかしにする
「僕たちには時間が無い」と言いつつも、余命わずかな菜穂子をほったらかしにして飛行機づくりに没頭しているところが女性からすれば冷たく感じられますね。
仕事か私(女性)をとる?みたいなよくある話ですが、菜穂子は寂しそうにするものの、そういった恨み言は言わないですよね。
菜穂子の優しさが余計に堀越二郎の態度が冷たく感じるのかもしれません。
・約束を忘れる
妹・加代が来ることをすっかり忘れる。
そして家(実家)に戻ってこないことも、加代から「薄情者」とまで言われています。
基本的に自分が没頭すること以外は全くの無頓着、関心が無いような感じを受けますね。
典型的な「オタク」気質なのかも知れません。
・菜穂子の前でもタバコを吸う
重い肺結核にかかっている菜穂子の前でもタバコを吸うシーンがありましたね。
こちらの場面については、堀越二郎の周りを気遣えないところが発揮されているようですね。
このシーン含め「風立ちぬ」の映画では喫煙シーンが多く、日本禁煙協会からの苦言も出ていたようです。
日本禁煙協会からの苦言内容は以下通りです。
肺結核で伏している妻の手を握りながらの喫煙描写は問題です。夫婦間の、それも特に妻 の心理を描写する目的があるとはいえ、なぜこの場面でタバコが使われなくてはならなかったので しょうか。他の方法でも十分表現できたはずです。引用元:日本禁煙協会
・初恋相手は菜穂子ではなかった!?
実は、堀越二郎の初恋の相手は、菜穂子ではなくお絹だったのではとの見方もあるようですね。
堀越二郎がお絹に対する態度や描写の中でそう感じられる場面があるようです。
お絹が初恋相手ではと思われる場面は、以下の3つシーンのようです。
場面①:大学職員から荷物を手渡された時に二郎の記憶に映ったのが菜穂子ではなくお絹だったこと
場面②:荷物を受け取ったあと直ちにお絹の後を追いかけようとしたこと。
場面③:足を骨折した際に二郎の焦点が菜穂子ではなくお絹に向いていたこと。
特に、荷物を届けてくれたお絹が去ったあと後を追っかけようとした姿には少しそうなのかなと感じる部分はありますね。
初恋相手の菜穂子という設定上、実はお絹が初恋相手となると菜穂子の立場であれば「クズ」と言いたくなるかもしれません。。。
堀越二郎は冷たいしクズな性格かを検証!
さまざまな場面から感じる堀越二郎の性格は、冷たい一面はあるけれども、クズではないように思いました。
堀越二郎は、裕福な家庭で育ったことから、性格はのんびりとしてとらえ所がない性格のようすね。
頭の中は飛行機のことでいっぱい、飛行機作りに情熱をかける以外の他の事には興味がない。
飛行機のことに没頭するあまり、どうしても菜穂子のことはほったらかしにするという冷たい対応になってしまう。
逆に興味があることについては熱心に取り組むオタク気質。
「鯖の骨が美しい」と言うあたりも美しいものが好きな二郎のオタク的なこだわりを感じますね。
菜穂子の前でたばこを吸う場面からは、空気を読めず、周りの人への気遣いや気配りができない人だと想像させられます
また時間や予定にはルーズでありながらも、いたって真面目で誠実なので人望には恵まれるという愛され要素も持ち合わせた特な性格なのかもしれません。
予定を忘れるというのも本人がまるで悪気なくやっているので余計たちが悪いですね。。。
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まとめ
今回は、ジブリ映画『風立ちぬ』の主人公・堀越二郎のどんなところが冷たいのか、本当にクズな性格なのか調べてみました。
さまざまな場面から感じる堀越二郎の性格は、冷たい一面はあるけれども、クズではないように思いました。
飛行機以外のことには興味がないため、菜穂子をほったらかしにするという冷たい対応も。
お坊ちゃまゆえののほほんとした天然な性格。
時間や予定にはルーズだけれどもわざとではなさそう。
堀越二郎のようなこういった性格は、菜穂子のように奥さんが苦労しそうなタイプですね。
ただ「クズ」とまでは思えませんでした。。。